背徳関係と言うタイトルの付いた小説について

 この小説は、このサイトにある小説と明らかに傾向が違うので、URL請求制とさせて頂くことにしました。
 日記を読んでくださっている方は、一部抜粋を載せましたのでどういった傾向かは分かっていらっしゃると思います。が、読んでない方のために此方にも載せさせて頂きます。
 タイトル通り、背徳的な関係が多々あります。
不倫近親相姦同性愛と言った関係が赦せないとおっしゃる方は、ブラウザを閉じて戻り下さい。
 興味があると言う方は、どうぞ。管理人的には義務教育中の方はできれば遠慮願いたいと思います。その辺は本人の意志に任せます。

背徳関係(本編一部抜粋)

「何かの、願掛け?」
 運良くオレのテーブルに着いた彼女―アキと呼ばれている―に、尋ねる。
「まあね」
 そっけなく、それも驚くほどのあからさまな作り笑いで答える彼女に、オレの興味は益々湧いた。
「でも、もうすぐ切るよ」
「何で、」
 勿体無い、そう続けられるはずだった言葉は、オレの唇に当てられた彼女の細くて長い―爪にはキレイにネイルアートが施されている―指によって遮られた。彼女がほんの少し見じろくだけで香る甘い香り。ミルクやキャラメル、バニラと言った香りのするその正体をオレは知っている。
「ミステリー・シークレット」
 そう呟けば、彼女の肩がピクリと揺れる。見つめた先の彼女には驚きの表情を浮かべていて、当たってる? と瞳で問えば、今度は意地の悪い笑みを浮かべた。
「よく、分かったわね」
 誰かに贈ったことあるの? と茶化したように尋ねられて、オレは首を左右に振った。
 贈ったことは無いが、嗅いだことはある。まだ同居人と同居してなくて、彼が奥さんと子供と一緒に暮らしていた頃だ。抱きついた彼のスーツに、これ見よがしに付けられた残り香。きっとオレに対する当て付けだったのだろう。
 別に彼の奥さんが嫌いだったわけではない。寧ろ、オレは憎まれて当然だと思っていたのに、その時だけはそれが無性に気に入らず、彼のスーツを強引に脱がせると、己の匂いを付けるかのように精一杯抱きついたのを覚えている。
 そんな赤面してしまいそうな苦い記憶に、オレは思わず自嘲の笑みを浮かべた。
「厭な笑い……」
「そう?」
 本気で嫌そうな顔をしている彼女に、今度は飛びっきりの笑顔を向ける。自分で言うのも何だが、何人もの人間を魅了してきた笑顔に、彼女がどんな反応を見せるのか、純粋に興味があった。
「流石、デューンを好んで付けてるだけはあるわね」
 無表情なのに憎悪と悲哀の混ざった瞳で言う彼女に、オレは動きを止めた。
「でも、」
 と、続けられた彼女の言葉はオレを苦笑させるには十分だった。

(一部加筆・修正)


 こう言った雰囲気で話が進みます。はっきり言って暗いです。そして、更新がかなり遅くなります。まあ、この話に限ったことではありませんが・・・(滝汗)
 それでも、呼んでみたいとおっしゃる方は、
ココからメールして下さい。
 メールのタイトルは、
「背徳関係URL希望」にして下さい。別に、URLを請求したから感想を書かなきゃいけないとか、初メールでちょっと・・・と言ったことは、全然気にしないで下さい。また、3行メールでも良いです。
 ただし、
HNメールアドレスは必須です。

 それでは、読んだ後の苦情は一切受け付けませんので、十分考えて請求して下さい。

2004.3.21管理人拝

 

 

 

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